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ニコ動の衰退とユーザの煽り合いの件

ここ10年とは言わないまでも、7,8年ずっと見てきたつもりではあるニコニコ動画

いつの間にか、ゴテゴテ(後手後手)のサイトに成り果てていたと思われている。

2011年に開始されたクリエイター奨励プログラムは、Youtubeよりも早く、当時は画期的だった。

当時がニコニコの最盛期であろう。

 

先日の新バージョン(く)の発表以前から、投稿される動画も減りユーザーも離れていったことは、事実である。

プレミアム会員が当たり前だった頃から、プレミアム会員が馬鹿にされるようになったのも、ここ最近のことである。

 

ニコニコが、没落するまでの間やっていたことといえば、個人チャンネルの強化やニコニコ広告の機能追加、マルチメディアプラットフォーム化(=複数の媒体への対応や、政治・芸能・音楽・ニュース・ラノベ・漫画との連携強化)が主であったように思う。

親会社の意向(威光)が強いのか、船頭が多いのか、二兎も三兎も追いかけたことで、本流の動画、生放送を放置した。

さらには、ユーザが見たいものよりも、運営に都合の良い、運営が見せたいモノを見せるようになった。

 

これらの施策は、収益の多角化と売上の増加を狙ったと思われるが、現状を見る限り、見事に失敗している。

とすると、はやりプレミアム会員の大半は、生放送と動画を見にニコニコにやってきたのではないだろうか。

 

Youtubeはこの間、広告収入のシステム導入、動画配信システムの強化、生放送への対応と、本流のサービスを強化し、コンテンツ(動画や配信)はユーザに任せる形式にこだわった。

 

やはり、長期的・安定的に課金をしてくれるシステム・ユーザが、利益を上げる上で非常に重要であると教えてくれる。

何が言いたいかというと、売上と短期利益の至上主義は古くなり、長期の契約を結び、お互いが安定して利用できるものが生き残るじゃないかと思う。

ほんとに稼げるシステムを作るには、本流のサービスを大事にし、しっかりとサポートを行うのが大事なことを見せつけられた。